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2012年6月

2012年6月24日 (日)

民意の行きつくところ

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感情は一時の情感の高まりとするなら、それは喜怒哀楽それぞれに血行をよくし心身にとっていいことに違いないです。一方で、感情のままに動くとすれば、エゴを生みやすくしばしば、独善に陥りやすいです。それが大衆の力となったときは、その目的は定まり、もはや判断力は必要なく、目は見えず、耳も聞こえない。

6月20日の東京都の本会議場、32万名の署名を集めた原発住民投票条例は、傍聴席から怒号が飛び騒然となった中で否決されたということです。大衆よりも指導的な立場が高度な判断をしたということでしょう。

大新聞が自ら思うところを実現するために、メディアという立場を利用してペンを振るい大衆に共同幻想を抱かせ、誤った方向へと歩ませる。その上で、「民意反映の回路を増やせ」、と朝日(6/24社説)はいうけれど、そういった大衆迎合へと政治が向かえば、秩序は混乱し、民意という疑似民主主義へと落ちていく。
大事なときに政治の活力は、しだいに衰えていくしかないと思うのですが。

 

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2012年6月17日 (日)

あきらめたらお終い

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事故は克服される。それが人間であることの証しであろうと思います。挫折ほど無念なものもないです。事故の情景は、人に畏怖をうえつけ呪縛へと誘います。
不意に、安全と大きな価値がくずれてしまうと、驚愕のあまり立ち直りは容易ではありません。しかし、いつまでもそこに拘っていては、疲弊の癒えることもなく、道も拓けないです。

ともすれば現実を前に、もうだめだ、と思いがちです。もうだめだ、というあきらめるのは簡単なことです。原発再稼働に慎重な判断を求める国会議員の署名に鳩山さんも小沢さんも名を連ねているということです。
国会議員たるもの、本質が見失って市民と一緒になって臆病に取りつかれているときではないと思います。まずは、立ち直って歩き始めなければならないときです。為政者は、日本の技術を信じること、大局を見る冷静な判断力が必要です。日本のエネルギーが弱くなれば、景気は後退しつづけ、弱者はふえるばかり、凶刃をふりまわす事件が起き、賞賛される日本の安全は衰退するばかりです。

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2012年6月10日 (日)

人生の放物線

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オバマ大統領は幼いころ母につれられて鎌倉で抹茶アイスを食べたそうです。その懐かしい思い出の地、日本を訪れ鳩山首相と会談しました。鳩山首相は、「私を信じて欲しい」、と言いオバマ大統領に期待を持たせましたが、その翌日、大統領を残してシンガポールに飛んだのです。
そして、有ろうことか、「向こうがどう思おうと・・」と言って約束を反故にする発言、みんなをびっくりさせました。

その後の氏の言動の異常さは、思考を持たないその時その時の気まぐれな幼児性を思わせます。異常を異常とも思わないところが氏の異常に見えるのですが、先日の丹羽中国大使の尖閣諸島は日本の領土ではないかのような発言も、理を失い怯えているように見えます。その丹羽大使は、習近平国家副主席に対し、尖閣購入の寄付が集まることについて、「日本の国民感情はおかしい」、という発言が報道されています。その異常さは、どうしてなのかと思います。

時には、人の成長というのは、放物線を描く場合があるのではないでしょうか。あるところまでは、有能であっても頂点を過ぎると次第に思考力が低下し無能に向かって下降していく、その曲がり角を、自他ともに自覚できないところに悲劇が起きるのではないでしょうか。ひとごとではないです。気をつけなくてはと思います。

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2012年6月 2日 (土)

心ある人たちの気概

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世界で最も速く凋落する日本、になるのだろうか。あれほどに熱をよんだ政権交代であったが、その後の迷走にも慣れてしまった。追い打ちをかけるように大震災が起き、この1年余で人心はすっかり冷めてしまった。
「大飯原発・再稼働はあきらめよ」、と朝日社説は言う。毎日も然り。このまま、原発ゼロの日がつづくなら、産業や人心の疲弊もさることながら、貿易収支の赤字は、累積していくばかり。日本の発電能力は、2億8千万キロワット、韓国の3.5倍、そんな日本の原発がゼロとなれば、沈みゆく日本になりかねません。
それは、アジア全体への影響もさけられないということになれば、日本の責任も大きいものがあります。化石燃料は、海外から購入することを思えば、行くつく先の予感めいたものが見えてきます。原発は安くない、という人もいますが、しかしそのコストは外には出ていかないのです。

ニュースにならない巷のニュースを流して不安をあおるテレビの影響は、少しずつわれらの心の底に沈潜していく。その潜在的な心のやまいは、いまのままでは時間という処方しかありません。
女子バレー韓国に惨敗・・。涙止まらぬ吉田沙保里・・。韓国の熱い壁に日本サッカー全滅・・。セルビアに完敗男子バレー・・、と新聞が伝えています。

アスリートに何が起きたのか。純粋な調和ということを知らない病的なまでの脱原発論が、人々に与える目に見えない影響も少なからずあったのではないかと思います。はたして、ロンドン五輪に影響しなければよいが。そんな中で一筋の明るいニュースは、「尖閣購入の寄付10億円突破」であります。心ある人たちの気概、その流れは、かならずや報いられるでありましょう。

 

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