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2012年11月 4日 (日)

日本のよりどころ

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範を示すものは、謙虚であってほしいです。一見して真理に見えるが、空しい感覚はどこからくるのか、野田首相の所信表明は、近いうちに、という言葉にたいして、その決意を示すものがありませんでした。その内容は、脱原発に触れるなど、選挙を意識したものでしょうが、かなり先のことに踏み込んでいます。

世に、謙虚な人ほど思慮深く、前向きであるとも言えますが、その謙虚さは身につけ難い美徳でもあります。また、自分をよく思いたいという欲望ほど、根絶し難いものはないに違いありません。謙虚さを持たず、欲望を捨て得ないものは、自分を守りたいだけで、他者の意見は耳に入り難く、機を見るにうとく、そうなると臆病のそしりを免れません。

国政を預かる人の処し方は、見る人の学習効果を与え微妙に世情に影響します。いま、領土にしても歴史にしても日本のよりどころとするものは、日本は、うそは言っていない、という自負、それこそが胸をはって言えるどころであるはずですが、それさえも失われていくような、風の流れはどうしたものか、世相の移りは範に習うことを思えば、政権をたくした不運を惜しむものです。

 

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