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2013年11月 5日 (火)

無知なる秩序の破壊

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誰しも人生は大変なんだと思います。一時の思いこみによる高揚は、ときとして人を裏切ります。それは自らの無知からくるものか、それとも周りがいまだに無知なのかは、定かではありません。秋の園遊会において天皇陛下に手紙を差し出すということは、あり得ないはずだった。

人の成長は、知性によるところが大きいとすれば、知性なるものは、感性のはたらきによって熟成される。つたかずらが縦横に這うのを見ても、懸命に伸びて行こうとする意思のあることに気づくように、知らず知らずに、ものごとのあるがままの姿がわかってくる。そういう感性の持ち方は、だれも教えれくれないし、自分で体得するしかない。

正しいく見えているということは、意外に難しいですが、学校で教えられて誰にも見える正義がある一方で、実は見えていない正義もあるわけで、むしろおぼろにしか見えない正義の方が重要で、それを知るためには、非常に深いものを考えていかないと、見誤ることもある。天皇陛下に手紙を渡す行為が自分ひとりの考えであったなら、それは知性の欠落した部分があったのでしょう。

太平飽食の時代の気のゆるみか、感性の劣化を思わせます。だれもがしなかった、その秩序を壊して、ひとつの風穴が開けられたということは、重大です。それを利用しようとするものが現れ、無知とはいいながら、取り返しのできない実に罪深いものがあると思います。

 

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