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2014年1月29日 (水)

文化と我欲の衝突

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世界は腹黒いという目でみれば、日本と世界が対峙する構図は、誠実に生きようとする文化と我欲の衝突ではないでしょうか。始まりから今まで日本は、他に類をみない独立した国として温和な風土をつくり、庶民は自由に生きてきました。自然に親しむ心の広さが、上下の区別なく良いものは良い、悪いものは悪いという条理を通す心を育んできました。

そして、海の外に目覚めるや、西欧の多様な価値観を、他の国に先駆けていち早く理解しえたのは、美しきものを見極める目をもっていたからに他ならないです。西欧から学んだ、信を得るためにはルールを守る、という規範を律儀に実践してきたのです。そういう真っ直ぐな精神文化は、誇りをもっていいです。

しかしながら、よく見てみれば、世界は我欲をもって保身の術にたけているのでした。我欲は自分だけの欲望を満たそうとします。能ある鷹のごとく、弱点ありとみれば高みより襲いかかってくる。文化が我欲を制するには、戦わずして勝つしかない。文化は時間の中の成長の産物であり、ゆるぎない価値をもっています。我欲は時として理不尽な振舞いに落ち、いずれ文化の坩堝に埋没せずにはおかない。我欲に何ほどの力があろうと、文化を越えることはできないだろうと思うのです。

 

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