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2014年2月19日 (水)

風土と感性が創出を生む強み

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驚くべき素晴らしい発見といわれた、新たな万能細胞・STAP細胞を創出した小保方晴子さんのニュースは、とても明るく勇気づけられるものでした。何が彼女をそうさせたのか、それは、未だ知らないものへの強いあこがれだったでしょうか。その感性は自由な発想へと彼女を育てたこの風土と無縁ではないような気がします。

当初、英科学誌ネイチャーに投稿したとき、「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄している」と言われた、と淡々と話していました。その人の品性まで見下げるような、身もふたもない拒絶のされかたを思えば、その悔しさ、悲しさはいかばかりかと思います。キリスト教世界からみれば、ガリレオが地球は回っている、と言った、そのひとことで罪に落したように、神を恐れぬ驚天動地の挑戦と見えたのでしょうか。小保方さんの発見はそれほどに革命的だったのでしたが、かれらには、その価値観の中で形成された妄念がじゃまして、有るか無きかの微かなものは見えないのでした。

日本には芭蕉の「古池やかわず飛び込む水の音」のように、一瞬のできごとさえもしっかりと捕える術を知っている。その感性は、野山があり、川があり、広い空もある、のどかなふるさとの暮らしの包容力が背景にあって、未知への探究心が芽生える。そして日本人は、他のどんな価値観でも素直に理解することができる、たとえ悪であっても、その中の人間性をみることができるそういう柔軟性は、他には例のない強みだろうと思うのです。

 

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