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2014年6月11日 (水)

美意識の欠落

140611d

 誰しも美しいものにひかれる。歌舞伎や能狂言、あるいは俳句や短歌にしても、つまるところ、外面、内面を問わず庶民の美へのあこがれが、その発展をうながしました。それがわれらの精神情緒の温和性を育んできたと思います。そのような諸もろのことが、芸術文化の薫りを放つという意味において、先進国である証しの一つともいえると思います。

美は、本来あるべき人間のすがたそのものであり、その美意識をもっていればこそ、敬意は表にあらわれ、異文化の習俗や、考えの違いを乗り越えて交流が可能になり、調和へと向かうこともできるのであります。美は、狭量を排し、現実をありのままに見なければ、見えてこないでありましょう。

ただ、表面だけを装っても、前言の数々がわざわいして、おのずと下心は、見え透くのであります。たとえば、「平和を・・」、とか「非人道的かつ人権を・・」、などと今さらのようにいっても、もう偽善は消し難く、誰も信じることはできないのでありまして、所業の隠蔽体質は、ねつ造をもって恥じることなく、一向に文明の夜明けが見えて来ぬことと、なるのであります。

人の目を誤まらせるものは、第1には美意識の欠落、第2には、狭量、第3に、現実からの逃避、でありましょうか。
 英BBC放送、読売新聞などが、共同実施したという調査によれば、日本が世界に悪い影響を与えている、という評価は、中国で90%、韓国で70%、という大方の世界の評価に背反したおどろくべき結果でした。なんというエゴイズム、気づかない誤解というものが招く退行思考の恐ろしさを思うのでした。いや、誤解ではなく、私欲と保身に走る為政者に人を得ないということでしょうか。

 

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