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2014年7月 3日 (木)

洗練さは微塵もない

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 今日は倒れた旅人たちも生まれ変わって歩きだすよ・・・、洗練された名言ですね。傷つき倒れても、いつまでも一つ所に留まることなく、常に生まれ変わりながら、ひとは伸びていく。だから今日は今日の風に吹かれましょう、まわるまわるよ時代はまわる、と中島みゆきさんの名曲です。時代は流れ、やがて、倒れた者のあとには、大地の恵みが豊かになったのでした。だからいまはもう、勝者も敗者もない、みな対等であって然るべきです。すべて過去は、必然にして、歴史に定まるのみ、憎しみは何も益をもたらしはしないでありましょう。
 アメリカの議員18人が河野談話の検証を容認できない、という書簡を米国の日本大使館の送ったという。考えても見よ、60余年も前のこと、今に引きずって非難するは正気の沙汰とも思えない。まったく事実歪曲にもとづく不当な言いがかりに加担するは、何も知らないで利用されるだけのアメリカの劣化は、ここにも見えてしまう。いつまでも勝者の視点を捨てよ。社会の底辺で生きなければならなかった人たち、といっても身銭は兵士以上に得ていたはずだが、言わば普通の国であれば秘すべき恥辱の断面、当時としてはだれもが納得していた取るに足りないことだった。
その自らの汚点を政治に利用して恥じないものに、先進国が追従できるような、洗練さは微塵もないのであります。それでも、アメリカ人といえども、自らの利害に目がくらむというなら、何をか言わんやであります。

 

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