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2015年6月16日 (火)

避けて通れない大事なもの

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 化石人間というものはため息を誘いこそすれ、何も益をもたらさない。いたずらに、エネルギーを消費し、空転するばかりで、前に進みはしない。河野談話、村山談話というその名を冠したがゆえの苦悩の果てか、お二人の日本記者クラブでの対談は,もう化石人間というほどに、自己愛に固執し、時代が変わったも知らず、同じことしか言わない。名を捨てても、政治家として国の行く末に、尽くすという姿勢はみられない。同じ日本記者クラブでの山崎氏、亀井氏ら4長老の会見もまた、デモのスローガンの域を出ず、独自の説得力がない。

万物は流転するといいます。樋口一葉の名作十三夜の文庫本の表紙には、つぎのように書かれています。
 「冷酷な社会に生きる女たちの、あきらめの姿を写してその可憐な心情に迫り、よく人生流転の相を描き出す」
 ここに描かれた可憐な女は、つらく幸少ない身ながら、父親に諭され、これは私が悪うございましたと、親のため、兄弟のため、そしてわが子のために、苦労をいとわず身を捨てて、がんばってみようと決心するのです。

人生流転の相とは、ままにならないこの世に、どうしようもない力で流されるということでしょうか。つまり、あるがままに、受け入れるということであり、弱音を吐かない、ということになるでしょうか。世は、地球を覆う眼に見えない大きな力で流され、否応なく変化しているのであり、何が真実か、何が正しいのか、ひとりの人間の言葉に、定まるはずはないのでありまして、あわれなれども、化石人間は捨て置くしかないです。

それよりも、その大きな力というものは、明日のために避けて通れない必然かも知れないです。変化を見極め、何ものによってどこに流されていくのか、しっかりと見極めることの方が、よほど大事でありましょう。

 

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