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2016年2月26日 (金)

期待を裏切るもの

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 批判することは楽しい。なぜだろうか。上司を批判するのも、政情を批判するのも、また、いまに昔のことを言いたてるのも、どちらかといえば、苦ではなく楽なものです。むしろ爽快なこともある。それがやめられないのは、不平、不満は、声が大きいほどに真に迫って、少なからず自分の弱さを隠すことができる。そして、意のままならぬ世のもてない力の、自らのなぐさめにもなるからでしょうか。

もしかして、他者への批判は、自分の身体が要求しているのかもしれないです。心のバランスをとるために、無意識のうちにはたらく精神衛生上の自己コントロールの摂理かもしれないです。それはたぶん正常に機能している。たしかに自分の信じるものをよりどころとしているけれども、かならずしも正しいとは決まっていない。とるに足りないことかも知れないです。そこがつらいところ。

それを聞かされる身になってみれば、どことなく哀れみに見え、逆に期待を裏切ることにもなってしまう。本屋さんにも批判本がならんでいる。政争にもそれが見える。みんな批判がすきなんだ。批判精神をもつことは、ものごとをよく見きわめて判断することでありましょう。しかしながら、批判はわけのわからない愚痴にも通じますね、分かってはいるんですが・・・。

 

 

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