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2016年6月13日 (月)

ひとつの言葉の明暗

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 ひとつの言葉のイメージ次第で、みんなの気分が明るくもなり、なんとなく浮かぬ気分にもさせられます。かつての日本列島改造論とか所得倍増という言葉はポジティブでした。たしかに大きなプラスをもたらしました。さきごろNHKが、政治と報道の自由について考える集会のニュースを流していました。それは、「権力は必ず腐敗し、ときに暴走する。権力を監視する。このことがメディアの役割であり、ジャーナリズムの使命だ」という演者のそれだけの短い言葉を伝えるものでした。権力の監視というのは、ネガティブのイメージが私にはします。

為政者に必要なのものは、ひとことで言えば、洞察力と平衡感覚ということもできましょうか。権力を監視する、と彼らがいうならば、それに勝る技量をもち、かつ平衡感覚を計る基準がはっきりしている必要があるでしょう。しかし、それは人それぞれでありますから、結局、何となくおかしいのではないか、という世論調査の数値が、監視の役割を担っているのではないでしょうか。

ジャーナリズムの使命、というのは飛躍のし過ぎでしょう。政治の役割がポジティブであるなら、ジャーナリズムがネガティブな役割を担うのも、それなりの意味があるけれども、ほどほどというものがあるでしょう。かつて石原慎太郎さんは、「メディアはものを壊そうとすることには熱心だけれども、ものを育てようという意識はないんでね」、と言っていましたが、最近はメディアに限らず、ものを壊そうという勢力も政党も中にはあるようです。

それでも、ポジティブ指向に行けば元気になれそうな気がするのでございます。折りに触れ思いだす童謡は、子どものためだけではなく、大人にも情操をゆたかにしてくれるのでございます。
しゃぼん玉とんだ、屋根までとんだ、屋根までとんでこわれて消えた。かぜかぜ吹くな、しゃぼん玉とばそ。野口雨情 1923年(大正12年)

 

 

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