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2016年7月24日 (日)

アオバトの飛来を待つ

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 青い鳩が海の水を飲むという不思議、大磯の照ヶ崎の磯には、夏になると青い鳩が、丹沢山地から日に幾度となく群をなしてやってくる。岩のくぼみに溜まった海水を飲むことで知られている。生き物の生命の神秘、健康体を維持するために、その小さなからだが欲するのであろうその本能のメカニズムは、見事というか素晴らしさを思わずにはいられない。ナトリウムやカリウムが、かれらのからだになくてはならないものなら、鳥といえども、人体のしくみとかわらない。

青い鳩たちは、何を思いここにやってくるのか、何を知っているのか。ときには、岩にくだける荒波の中に没し、危うしと思う時間のあとに、波間からはばたいて出てくる力強さにほっとする。朝はやく、今日もひとびとは、遠く水平線を背景にする岩舞台に、やがて、宙に弧を描きながら降りてくる青い鳩たちを、静かに期待しながら待っている。

 

 

 

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