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2016年8月12日 (金)

称えられる人への証し

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 才能あるものがそれに打ち込む姿は美しい。その結果として心技体の並々ならぬ努力の結晶は、本人のみならず人々によろこびをあたえます。五輪柔道90キロ級で、ベイカー茉秋が、金メダルにかがやきました。70キロ級の田知本遥も金メダルを獲得しました。それをテレビで何回も見ました。人格を養うことを旨とする日本の武道の流れにある五輪柔道で、金メダルを得たことは、とくによろこばしいものです。

柔道女子57キロ級では、ブラジルのラファエロ・シルバ(24)が金メダルをとりました。シルバは、「柔道が私の人生を変えてくれた」と語り、日本人コーチ藤井裕子さん(38)から3年あまり指導を受けて、「彼女が私の技を高めてくれた」と感謝をあらわした。というのもまた、ブラジルの人たちに勇気を与えるもので、このニュースもうれしい。

内に目を転ずれば、先の新閣僚に聞く、というweb版のニュースにおいて、稲田防衛相への記者の質問は、どこまでおめでたいのか、という気がしました。「侵略戦争だったと思うか、思わないか」と執拗に食い下がっているが、稲田防衛相は、その手にのることはありませんでした。侵略か、侵略ではないか、は事実ではなく、それは評価の問題であり、この場は歴史論争をする場ではない、として、最後に、あの、そういう単純な質問はないと思うんですね、と記者をたしなめました。

力の強いもの、勝者が正しかったと言い切れるはずもなく、歴史の必然とした流れであって、それを経験しなければ世は、先に進めなかったのではないかと思うのです。記者の心の底に流れるものに憐れみを感じます。

それぞれの表彰式において、国家の演奏とともに日の丸掲揚の瞬間を目にすることは、選手にとってそれこそ感無量のものがあるだろうと思いますね。それが最大の称賛の証しになるだろうからです。テレビは、それをあまり映していないような気がします。それがものたりない気がします。

 

 

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