« 良い果実は実らない | トップページ | 時は流れている »

2017年4月28日 (金)

行く末は変わらず

170428a


 松の落ち葉は、いつ落ちるともなく落ち、尽きることがないけれど、松は緑をうしなうことがない。いにしえの人びとは、それを見ていたのであります。

その変わることのない松の深い緑を愛で、のびのびとした気風と、和を重んじる風がこの国に吹き、人々はあらゆるものに、一理あることを知り、曖昧の中に、何かしら真理が宿るものとして受け入れる広い心をもっているのでした。礼節も思いやりも、曖昧の中にあると、むかしから気づいていたのでした。

曖昧の中には自由がある。色に染まらない強さがある。そういうDNAのようなものが、いまに受け継がれている。けれどもいまDNAは多様化してきて、いろいろと考えの違いがあって、たとえば政争において、思惑がからめば対立がおきます。

その対立は、たぶん、彼我の正邪の問題ではないような気がします。あれは理解の程度の違いではないかという気がしています。あるいは悲観論が先に立つせいかもしれませんが、そうではなくて、ここは、久しくつづいてきた、この道の行く末を信じようと思うのでございます。

 

 

|

« 良い果実は実らない | トップページ | 時は流れている »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/126209/65206953

この記事へのトラックバック一覧です: 行く末は変わらず:

« 良い果実は実らない | トップページ | 時は流れている »