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2017年9月21日 (木)

創造を追うもの

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 ものを壊すことは簡単、ものをつくることは難しい。難しいけれど、何ごとによらず、ものをつくることは楽しい。創造は、感性と生きる力の結晶でありましょう。ひたむきに、そういう青春を追うものは、創造という才能の光を放ってすがすがしい。

先日、9/18(敬老の日)に放送されたNHKの 『 特集ドラマ 「眩(くらら)~北斎の娘~」 』 を見ました。北斎は長塚京三、北斎の娘お栄は宮崎あおい。女の身で絵師として生き抜く姿が描かれる。そこには容易ならざる世の風あたりもあるでしょう。お栄は、真剣そのもの、着ているものも、話し方も、身のこなしも男のようにふるまう。その形の自然さと、美しさが時代を彷彿とさせて共感をよぶ。

創造を追うものには、刺激が作用する。偉大な父北斎を思い、自分もそうなりたいと葛藤、独白する。お栄は見た。ものには光と影がある。色も違う。お栄の秀逸な才能がひらく、燈篭のあかりと影に人物を描く。たぶん、月の絵をのぞいて、夜の景を描いた絵師は、洋の東西を問わずいなかった。だれもが思いつかなかった斬新な発想だった。まさに創造する力を発揮した。

このドラマが作られたのも、関わった人たちの創造の努力のたまもの。宮崎あおいは、こころの動きをよくあらわす。たぶん、役づくりの上で、研究熱心なのでしょう。いいものを作りたい。彼女もまた優れた創造力の持ち主だと思います。

 

 

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コメント

こんばんは。
先日のドラマは、外出していて見逃してしまいましたが、
葛飾応為の浮世絵に魅了されています。
あの光と影がカメラで表現できたらと妄想しています。
9月30日から始まる「葛飾北斎展」(太田美術館)に、
2年ぶりに応為の絵も展示されるそうで、今からとても楽しみです。

投稿: kiri | 2017年9月21日 (木) 21:42

kiri さんコメントありがとうございます。
「美の巨人」 だったと思いますが、あ、ちがったかな、
記憶があやふやですが、
北斎と応為の絵のすごいところ、その娘応為という人がいて、特異な絵をのこしていることなど、紹介していましたね。
なるほど、そういうことか、と感心したものです。やっぱり、偉大な人は、目のつけどころが違いますね。葛飾北斎展がありますか、期待しております。

投稿: ちぎれ雲 | 2017年9月22日 (金) 06:18

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