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2018年7月 4日 (水)

違う空間に入る一瞬

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 駅の改札を抜けるとき、微かなよろこびがある。それと気づかないほどですが、違う空間に入る一瞬というのは、少しの緊張と期待がわくような気がします。仕事でもあそびでも、あるいはスーパーに行くときでも、家に帰ったときもまた、その時空の変化というのもは、たのしいと思えばたのしい。

ひょっとすると、人は日々、いくつかのゲートをくぐりぬけることで、めりはりをつけ、生きるよすがとしているのかも知れないです。

寺田虎彦は、「柿の種」の中で、日常の世界と詩歌の世界の境界には、小さな穴があると言っています。人はその穴を行ったり来たりする、ただ、その穴のあることを知らない人もあり、見つけても忙しくて通れない人、太り過ぎて通れない人もあるけれど、病気をしたり、貧乏をしたりすると、とおりぬけられることもある。と言っています。

A地点からB地点まで恋をしてた、という意表をつく歌もありましたが、やはり、現実でも夢想でも、どこかに移動することはたのしいものがあります。
(重厚な大手門をでるとお堀)

 

 

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