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2018年12月31日 (月)

一年のおわりの日に

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 まずまずおだやかに、今日一日が過ぎようとしています。一年の最後の日といえば、樋口一葉の 「大つごもり」 を思い出す。
お峰は18歳、師走の空のから風ひゅうひゅうと吹き抜けの寒さ、割木ほどのことも大台にして、しかり飛ばされる、奉公人の身のつらさ、御新造の額際の青筋おそろし ・・・。

尽くして、ひたむきに生きようとする女を描いています。昔の人は中々の覚悟をもって生きていた。明治150年も今日でおわりです。その時代があればこそ、いまはめぐまれて、しあわせな時代になり得たのでありましょう。

お峰は辛抱もの、感心なもの、器量よし、とひとはいう。身を捨てても人のために生きようとする。絶体絶命の苦境に、図らずも救われる。振り返って我が身は、思えば何ほどの覚悟もない。一年のおわりの日に、ちょっと心を引き締めなければ、という気がしてきます。

 

 

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コメント

何気ないようでいて、いえいえ決して真似ができない素敵なお写真
何度もまねっこ風で景色を写してみましたが、どれも没でした(笑)。
過去に書かれた思いも読ませていただきました。
日常で思い悩んでいるときに、何度か「なるほど」と気持ちを変えてみることもできました。
お写真も文からもお人柄を想像しつつ、お勉強させていただき、楽しませていただきました。ありがとうございます。
また来年も楽しみにしております。
よいお年をお迎えください

投稿: 草もみじ | 2018年12月31日 (月) 13:38

草もみじ さん 過分のお言葉を頂き、ありがとうございます。
自らの血のめぐりが、少しはよくなるかと思って
書いておりますが、不明のいたすところ、
中には書き損じもあるはず、その点はご容赦ください。

日々、自然への憧憬と慈しみ、その観察の楽しさ、など、
興味深く拝見しております。
どうぞ、よいお年をお迎えください。

投稿: ちぎれ雲 | 2018年12月31日 (月) 15:41

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